【アウトバーン】マティアス
※ネタバレ配慮してません
映画情報
原題:Collide
日本公開:2016年
あらすじ:天才的なドライビングテクニックを持つ自動車泥棒のケイシー。彼はアメリカ合衆国からドイツへと渡り、マフィアのボスであるゲランのもとで悪事に手を染めていた。だが、そんなケイシーに転機が訪れる。ジュリエットというアメリカ人女性と出会い、恋に落ちたのだ。ジュリエットのために悪事から足を洗うことを決意したケイシーだったが、彼女が重い病気を患っていることが判明する。彼女を救う手術には高額な費用が必要なことを知ったケイシーは、ゲランの誘いに乗りとある大仕事へと臨む。しかし、それは麻薬王ハーゲン・カールが密輸した大量のコカインをトラックごと強奪するという危険なものだった。(Wikipediaより引用)
評価
映画総評:D
お金はそこそこかけてるだろうに、なんだか安っぽい仕上がりになっちゃって残念(トリックに1mmも驚かないなんてことあるか)。あれもこれもって入れたいのはわかるけど薄っぺらくなっちゃう原因なのでは…。でもえぐい角度のカメラアングルとか、細かいカット割りはすき!
あと急なアンソニー・ホプキンスはだいぶ心臓に悪いからやめてくれ…今回も彼は最高でした…セリフの重みがなんかひとりだけ違いすぎる。
主人公のビビットなスカイブルーの瞳と、アンソニー・ホプキンスのすこし沈んだ白混じりの青い瞳がかち合った時のあの美しさはほんとにすばらしかった。
キャラクター:B
主人公の悪い友達みたいな。チンピラ感が良い。普段はバーで働いてるみたい。出演時間的にはほんのちょこっとなんだけど、出演してる時間はすべてカワイイを爆発させてた…
箇条書きメモ
ケンザリさん(マティアス)について
- 序盤で主人公の後ろから抱きついて「パーティボーーーイ!!」って言うの最高にかわいい
- マティアスおすすめのお酒、スネークバイトの作り方→バーボンとテキーラとタバスコ
- 留守電メッセージがかわいい
- 最後の表情さいっこう!!!!!!名演技すぎた
その他
- アンソニー・ホプキンスのあの何枚も上手な感じが最高に最高だった。「run,run,run」ってくちずさむとこまじで鳥肌
- ベン・キングズレーもめちゃよかった。この二人が並んでるだけでほめたたえるべきなのだろうか…。残念ながら無駄遣いにしか感じなくてな
- ヒロインのジュリエットちゃん、どっかでみたことあるなーって思ったらSWのジンちゃんだ!!!金髪に違和感なくてすぐわからなかった
- 大人数vs主人公1人で丸腰な銃撃戦でもぜんぜんかすりもしない主人公嫌いじゃないんだけど、なんでだろう、うん…なんかこれは嫌い(?)
- 最初に衝撃的なシーンをみせて、後から観客に「ここにつながるのかー!」って思わせる演出があるんだけど、直前にみたコードネームエンジェルでも似た演出があってそれがすっっっごい美しかったし驚きもあったの。それと比べちゃうと…そのシーンになるすごい前くから予想がつきすぎて…
- ちなみに邦題の『アウトバーン』はカーチェイスの舞台になったドイツの高速道路を指してるんだけど、現代の『Collide』は「(2つのもの)が衝突する」って意味で。これって車の話じゃなくて人間同士の抗争も含まれてる的なことかと思うんだけどその辺どうなの(正式な文句)